Workers' Alpine Club of Mishima

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如月登山 笠取山

冬山初心者テント泊体験。と言う目的で計画された如月登山。ふたを開けてみれば初心者はS・Tのみ。大菩薩ラインの柳沢峠でトイレ休憩したところ、大事なビールを買えなかったと言う。最後の望みをその先の落合部落に託して進んだ。こんな集落に酒屋さんがあるのだろうかと心配したが、立派な酒屋さんがあった。大喜びでビールを買った。その先の一之瀬から林道に入った。進むにつれて日陰の所が凍っていてテカテカ光っている。スタッドレスタイヤを付けていても氷には効かないので慎重に運転した。所々の雪、氷を除けば林道は快適に運転できた。登山口の作場平の駐車場は雪で埋まっていた。久しぶりのテント泊。通常より重いザックが肩にくい込む。ヤブ沢分岐までは緩やかな登山道に薄い雪が積もっている。歩き始めてすぐ汗がダラダラと流れ出てきた。上に着ているものを脱ぎTシャツ1枚になった人もいる。

ピーク写真 ピーク写真

ヤブ沢峠を越す頃から雪が深くなってきた。しかしアイゼンを着けるほどの事はなく順調に登る。笠取小屋周辺は深い雪があった。さっそくテントの設営に入る。テント設置場所を皆で踏み固める。あっというまにテント設営は完了。経験者は手際も素早い。これから夜までが長い。程よいテーブルを囲んでビールで乾杯。いよいよ楽しい宴会の開始だ。外気温は3度くらい。冬山に来るとこれでも暖かく感じるから不思議だ。外が寒くなる前に夕食を作って食べてしまうという事になり今夜の夕食キムチ鍋を作る。温かく美味しいキムチ鍋を囲んでの宴会は続いたが、さすがに日が翳ってくると気温が下がってきた。氷点下2度くらいになってテントに入り込み鍋を囲んでの宴会の続きだ。テントの中はコンロの火と人いきれでとても温かい。各自持ち込んだ酒をだいぶ残してダウン。早々と寝てしまった。

真夜中トイレに起きると月の光に輝く雪景色がとても幻想的であった。朝5時半起床、外気温−10℃。さすがに寒い。お餅の朝食を食べ、アイゼンをつけて山頂を目指した。雁峠分岐まではゆるい登山道がつづく。二つある小ピークは分水嶺となっている。仰ぎ見る笠取山への急登が迫ってくる。

赤岳、阿弥陀岳 赤岳、阿弥陀岳

笠取山までは短いがとても急登だ。山頂付近は風で雪が吹き飛ばされて凍りつき滑りやすい。ジグザグに慎重に登る。山頂は二つのピークになっている。手前が山梨100名山・笠取山と記されている。展望は良く開けているが休憩せずに岩稜帯をしばらく歩くと二つ目のピークが現れる。こちらは笠取山とのみ書かれた標識が立っていた。ここで三島労山の会旗を掲げての記念撮影をした。山頂からは大菩薩嶺の勇姿が見る事が出来たが、視界は良くない。

硫黄岳〜阿弥陀岳写真 赤岩の頭写真〜硫黄岳

下山は水神社経由である。水神社からの一滴の水が多摩川の大河となって東京の人たちの貴重な水源になっているという。水神社で下山の無事をお祈りした。下山は快適だ。広々とした尾根道を広がって歩く。

硫黄岳の絶壁 硫黄岳の絶壁

笠取小屋に引き返しテントを撤収して下山開始。昨日の温かさの為か、登山道は凍っている所が多くアイゼンは最後までつけたままであった。帰路、大菩薩の湯に立ち寄りサッパリして無事三島に帰った。

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