Workers' Alpine Club of Mishima

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藪山 笠蓋山

道の無い山と思ってたが、獣道を含めてありすぎて迷う山だった。古い道はいたる所で倒木と崩壊のため、通過に苦労する。まさしく、アスレチックの山だった。

馬頭観音分岐

登山口は、新安良里トンネルを抜けて田子への旧道分岐を少し南に行った右に「伊豆をつらぬく自動車専用高規格道路」の看板のある所。登り口から20分ほどで最初の分岐の馬頭観音に出る。馬頭観音があるくらいだから過去にこの道は祢宜への物資の生活道だったようだ。

ヌタ場

大杉山の中腹には野生動物のヌタ場があり、いたる所に鹿の糞がある。ここに来る前の第一のポイントは、緩やかに登った道から山腹に取り付く場所がわかりづらい事だ。自然林と杉の植林地との境を獣道を利用して強引に登る。古道は東側の杉の植林地の中にある。古道に出たら稜線を目指して登ろう。

笠蓋山

杉の中の笠蓋山山頂。はっきりしたルートの無い藪山は、保険的にはピッケル・ザイルを使った登攀と同レベルの扱いになり、ハイキング保険では保険が支払われない。標高が低いとか里山とかで甘く考えないでもらいたい。技術的には夏のアルプスよりはるかに困難な山行になる。

ピーク写真

下山は、周回コースをとるため八ノ段に向かって南に下る。里山らしく共同アンテナの残骸が残っていて、ともすればその補修ルートに入ってしまう。はっきりルートがわからない時は、その都度地図を広げて現在位置の確認をする。GPSがあったらな〜。

沢源流

この沢までの下りが今回のハイライト。炭焼き小屋跡と棚畑の跡はしっかり残っていたのだが、そこからの道が水害で全く無くなっていた。見当つけて沢に向かって下るが、沢の源流に降りる所が少しばかり悪い。源流からは、水道施設の管理のためのよい道がR136に向かって延びていた。

ピーク写真

今回、初めて地図を掲載した。ポイントが何箇所かあるが、山なれない方は笠蓋山のみの往復を強く勧める。藪こぎはあまりないが、道選びには神経を使う山だった。
追記 11月15日から2月15日までのは狩猟期間のため、入山は要注意。

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