Workers' Alpine Club of Mishima

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「四尾連湖〜精進湖」交差縦走

 6月12日〈日〉定例ハイク

精進湖で精進湖隊5人と四尾連湖隊5人に分かれる。
 精進湖隊は三方分山〜釈迦ケ岳〜蛾ケ岳〜四尾連湖と縦走、四尾連湖隊隊はその逆を縦走して途中で交差するという計画で出発した。
 四尾連湖隊隊は順調に進み、蛾ケ岳山頂では南アルプスや八ゲ岳、富士山のすばらしい眺めをたんのうした。

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道中、アメリカ人のP君や、会員外参加したN君との楽しいおしゃべりで時を忘れるほどであった。 
 大平山〜折門峠〜地蔵峠と進むと左に精進湖方面との看板がある。しかしYさんが覗いてみると道がないという。しかし右にも精進湖方面の看板があり、きれいな登山道が続いている。我々は右に進んだ。(精進湖隊が2時間の藪こぎをしてたどり着いたのが左の廃道だったことは後から知ることになる)
 さらに八坂の小さな集落のあたりで林道を500mほど歩き、また登山道に入り込んで釈迦毛ケ岳に向かった。

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休憩中N君の携帯にY子さんの着信が入っていた。携帯に連絡を入れると「釈迦ケ岳から少し下った所から八坂峠に向かったが道なくなってしまった、現在地が不明」とのこと。
 2〜3回通話しているうちに不通になってしまった。
 重苦しい、焦る気持を抑えながら釈迦ケ岳に向かうが時間がかかりそうなので途中で断念して、通話が可能であろう三方分山に向かう。
急な坂を登りきると三方分山に到着した。早速、携帯に連絡を入れる、Sさんの携帯に反応があった。
2時間の藪こぎの末ようやく地蔵峠の登山道にたどりつくことが出来たらしい。
 精進湖隊の無事を確認して一時は救援要請も視野に入れていたYリーダーも喜びを隠しきれなかった。

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ホットしてくつろぐ汗臭い我々の周りをすざまじい数の虫がまとわりつく。
精進湖までの下りは気分も晴れやか、快適であった。
 精進湖で交換した車で帰路につく。朝霧「道の駅」で待つこと1時間30分余、ようやく精進湖隊と感激の合流をすることができたのである。
 翌日、地図を眺めながらなぜ道迷いが生じたのか分析してみた。
 今回の道迷いの根本原因は、区界線を登山道と間違えた事にある。国土地理院5万分の1の地図には・―・−・−・−(区界)となっている所を― ― ― ―(1.5m未満の道路)と勘違いしてしまい、計画を立ててしまったのである。
 但しここには伏線があった。昭文社発行の「山と高原地図31」には釈迦ケ岳直下の分岐は登山道と記されているのである。
 この道は八坂峠までははっきりした踏み後があるが、それからははっきりしなくなり、ついには道がなくなってしまう、いわゆる「廃道」だったのである。釈迦ケ岳山頂から下山して四尾連湖に向かおうと分岐にさしかかり、なんの疑いもなくこの道に入り込んでしまったのである。
 本来の分岐はもっと下った所にあるのだが、この「山と高原地図31」には記載されていないのである。
 精進湖隊が迷い込んで位置がわからなくなった時点では、引き返す事も出来ない状態であった。但しコンパスで方向だけはしっかり確認しながら歩いたことから偶然にも地蔵峠を発見できたことに繋がったのであろう。先月の十枚山での地図読み山行の成果がここで発揮されたと言える。
 今回の教訓をしっかり生かし、安全な登山をするには何が必要なのか、三島労山としても原点に返り真剣に討論していく必要があるであろう。

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