Workers' Alpine Club of Mishima

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雪上訓練 宝剣岳

さあ!出発・・・ 中央アルプスの屋根、宝剣岳に7人で登ることになった。冬山合宿をかねての訓練山行だ。数日前に計画書を見たらYさんをのぞいて初めて会う人ばかり・・・それというのも自分が労山では久し振りの山行だから当然のことだ。5人の人と初対面とは嬉しい限り。今回はどんな人と行くのか心が躍る。 19日、夜7時三島労山事務所を車2台で出発。東名高速、精進湖道路を通って中央高速に・・・今夜の宿泊地、駒ヶ根駐車場についたのは11時過ぎだ。さっそくテントを張るがそんなに寒くないので助かる。その後は一つのテントに7人が集まって酒盛り。・・・ビールで乾杯の後、日本酒と焼酎が続く・・・初めて会った人たちの話を聞くのは新鮮であり嬉しい。話はつきいが、楽しい語りも長いは禁物。明日のために寝なくては・・・おやすみなさい。

20日、目が覚めると自分がテントの中にいて今日から山に登る日だと再確認する。昨夜飲みすぎためか少々の頭痛がするが楽しい酒だったからこの程度の痛さは当然とあきらめる。そのうち周りがごそごそしだし、明るくもなってきていよいよ起床だ。テントを出ると思わず出た言葉「ウッウワー、やったぁ〜!素晴らしい紅葉だ!」・・・回りの山は朝日を浴びて真っ赤に染まって輝いている。・・・カラ松だろうか、真っ赤の中に少しの緑と黄色が入った紅葉が山を埋め尽くし遅い紅葉を楽しめた。山頂には雪もあろう。同時に雪も楽しめるなど大変にラッキー。そして直ぐに今日の天気は雲ひとつなく最高であることも知る

宝剣岳

宿泊地からバスで駒ケ岳ロープウェーの駅(しらび平)へ行き、そこで駒ケ岳ロープウェーに乗り継いで山頂駅(千畳敷・2612m)で降り立つ。駒ケ岳千畳敷は初夏にはお花畑が美しい所だ。正面に宝剣岳が聳えるカールの地形は何時の時期でも見る者を飽きさせない。今日はいつもより雪は少ないと言うもののさすが3000mの山、そこそこの雪もあり氷もある。7人は一団となって尾根を目指す。途中でアイゼンをつけない登山者に出会った。聞くところによるとないという。歩きを見ていると滑りそうで、それって無謀だよと思わざるをえない。今日はこの山に入ったのは数グループと思われる。尾根まで行かないで(行かれないのか?)戻るグループもいた。

我々の後方からバス停で話したカメラマンが登ってきた。好印象をあたえる温和な話しぶりの人だ。このあたりの山岳写真を専門にやっていて山の雑誌にも何度も入選しているという。いろいろと話しながら我らとともに登って尾根まで行った。その後最高の景色を案内すると誘ってくれた。雪と氷を踏みしめ10分ほど登ると宝剣岳を真正面に見渡せるすばらしい所にでた。ここで宝剣岳を背後にみんな集まって記念写真を撮ったことは勿論であった。

宝剣岳

その後雪上訓練を行った。三点確保、雪面を登る、下る。又、滑落停止、ロープワークなど。訓練のひとこま、ふたこま

宝剣岳 宝剣岳

雪上訓練をおえて次に宝剣岳山頂を目指した。往復1時間のコースだがそんなに急ぐことはないという。ゆっくり歩いて雪になれて(アイゼンになれて)雪山と遊べばいいようだ。今回は冬山初心者が多いと聞く。山頂の鎖場ではザイルを出した。訓練の実習、雪と氷と鎖とザイル、皆さん良い訓練になったでしょう。そして直ぐになれるでしょう。今回の山行では冬と言っても冬山の寒さはまったくない。それに風がなかった。冬山訓練としてはいまひとつ物足りないだろうが、雪と遊べたし、紅葉も楽しめたし、私としては新しい中間達との出会いもあったし、とても良い山行になったと思っている。  

宝剣岳

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宝剣岳 宝剣岳

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