栂池 雪崩捜索＆雪幕＆ラッセル訓練
いよいよシーズンということで、栂池に泊まってビーコン演習をして、ついでに白馬乗鞍に登っちゃおう！という計画を立てたのであります。ですが、今シーズン一番の寒気が入るということと、思いもよらない豪雪であえなく敗退気味となりましたが、大寒波のなか皆さん余裕の雪幕でした。
栂の森山頂は遠かった
今日は全然、登山開始できなかった。いきなりゴンドラが止まった。しばらく待つも運転再開しそうもないので、リフトでいくことにする。チケットを買い直すも、窓口のおばちゃんも嫌な客ですまんが、ちゃんと勉強しといてくれ。やっとのことで、リフト前に…「只今よりゴンドラの運転を再開します」この野郎と思いつつもやはりゴンドラのが楽だし速いし、結局山頂駅に到着したのは10時半。
遅くはなりましたが、準備して出発です。
スキー隊は三人で、前に入った人のトレースがある程度残っていたのでなんとか登っていきます。ワカン隊は五人。初心者にも手頃な膝上ラッセルで、スキー隊の後を追います。しかし、急登に入ると手と膝を使った中級者向きラッセルで苦労して、なんとか、栂平に到着。
雪崩講習会
到着は一時。明日は天気が悪いし、よければ今日にでも上を目指したいという希望も潰え、雪崩講習会にすることとします。
まずはハンドテスト。とりあえず、これだけ知ってればヤバイ斜面を滑ることはないはず。ガンガン降ってるだけあって、だいぶ下に一層のみ。あとはようわからんかった。
そして、ビーコン捜索。最初のスキーヤー二人は、いやいやなんか苦労した。もっと練習しないといかんのちゃうか。と思いつつ、わださんはカンペキらしいのでとりあえず、終了。あとは二人ほど雪の中に埋まってもらって、プローブぶっさして今日はおしまい。めでたしめでたし。
今夜も栂池キャンプ場
全然めでたしめでたしではなかった。今日もスタートした「ディナー」。相変わらずTPO無視で「テントで」ジンギスカンという美味しいのはよいけれども、ちょっと問題のあるメニューからスタート。チゲ鍋にビビンバ。今日も食った食った、食い過ぎ。ってゆーか、なんでフライパンがあんのよ？でも、酒がちょっと足りなかったぞ。
登るよ、山スキー隊編
さて、無事朝を迎え、出発です。スキー隊は上を目指します。それほど、猛ラッセルというわけではないのだけど、天気は悪いし、トラブルも多々ありなかなか進まず、非常に中途半端なところで下山となりました。
右の赤い人の動きが鈍くなってしまったので、なかなか下山も開始できません。そんななか、相変わらず左の人はタバコの火を付けるのに一生懸命です。って、そんな写真しかないのか！カメラマンしっかりしてくれ。という私はビデオの電源が下山開始時には入りませんでした。
下るよ、ワカン隊編
天気は悪いけど、登れるところまで登ろうかと思って出発すると、胸まで潜る雪！昨夜は屋根の下でテントを張ったので、そんなに積もったとは知りませんでした。これは下りるのも大変だぞと、スキー隊が登る間に、トレースをつけることに。２時間、怒濤の胸ラッセルでトレースをつけて、テント場まで戻ると２０分でした。
スキー隊と合流後、下山開始。スキー隊のトレースを追っても深く潜る雪で苦労しましたが、半分くらい下りたところで、下から登ってくる大人数のパーティが。こんな悪い天気の中でも登ってくる人がいるんだ。彼らのトレースを辿って、スキー場へ。下りなのに、実働５時間。疲れた。
ということで、ほとんど当初の目的は達してないのですが、まあこんな山行もあります。厳しい天候のなかお疲れさまでした。
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