Workers' Alpine Club of Mishima

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2004年度 | 2005年度

ハイク 青木ヶ原樹海散策と風穴探検

秋晴れに恵まれ富士山頂の氷雪が光っていた。平日ハイクの「青木ヶ原樹海」コースの下見を急ぎ足で終え、午後から富士風穴とめがね風穴の探検を童心にかえって楽しむ。

樹海の紅葉 樹海の遊歩道

青木ヶ原樹海散策

富岳風穴駐車場から国道139号線を渡り、広大な青木ヶ原樹海に入る。入口付近はモミジの紅葉が見頃を迎えていた。樹海の中に入ると冷えた溶岩遊歩道に苔が生え、落ち葉が覆い、辺りは大小さまざまな溶岩があって、ツガ、モミ、ヒノキなどの針葉樹林が茂っていた。遊歩道はよく整備され標識が多いので迷う心配はない。野鳥の森公園を過ぎたころから次第にハイカーが増えてきた。

溶岩 紅葉台の富士山

青木ヶ原樹海はコンパスが使えないと聞くので試してみた。コンパスを溶岩の路面に直に置いた場合と胸元まで上げてみた場合ではコンパスの磁針が20度ぐらい違っていた。やはり溶岩の磁場に大きく左右され正しい磁北線が得られないようだ。 竜宮洞穴を見学して、展望のよい紅葉台へ向った。紅葉台は西湖と樹海の眺めがよく、また、薄化粧した富士山がとてもきれいだった。この先、東海自然歩道を下り、鳴沢氷穴を経て富岳風穴駐車場へ戻る。 富岳風穴売店のベンチで昼食を終えると、次の目的地、富士風穴入口へ車で移動した。

富士風穴の洞口富士風穴への入口 富士風穴の氷柱富士風穴のツララ

風穴探検

富士風穴に着くと、ヘルメット、ヘッドランプ、防寒具を着込み、大きく陥没した洞口に下りる。そして、更に木の梯子を5mぐらい下り立つ。振り返ると上から細く光が差し込んでいた。少し進むと外光は全く途絶え辺りは暗闇になり、ゆらゆら揺れるヘッドランプの明かりだけが頼りになる。気温は0℃、路面は半透明の氷床に変り、緩やかな斜面を転ばないようにゆっくり下る。天井が低く腰をかがめてもヘルメットを何度もぶつける。床には盛り上がった氷柱が立ち並び、側面はツララが何故か横に張り出している。見事なツララにヘッドランプを当ててのぞき込む。 狭洞になったところでリーダーの判断で引き返えす。氷床のゆるい登りはよく滑った。

アイゼンの有無は行く前から話に出たが、リーダーから天然記念物に指定された風穴に傷をつけたくないと、あえて使わないことにした。 出洞して反対側の洞窟をのぞく。こちらは初めから這って行くような狭洞のためやめて、次のめがね風穴へ移ることにした。

溶岩樹型 明るい林道

移動の途中でめずらしい「溶岩樹型」を見る。一般の洞穴は溶岩が流れ冷えて固まるときにガスの発生で空洞ができるが、この溶岩樹型は溶岩に巨木が閉ざされ、木が焼けて木形の空洞ができたもの。説明してくれるリーダーからは色々な知識をいただく。 明るい広々した林道を通り抜け、めがね穴に着く。

富士風穴の横穴 富士風穴奧部で記念写真 富士風穴岩登り 富士風穴出口

めがね穴は10mぐらい離れた2つの洞口が中の横穴でつながっていた。4mぐらい溶岩の岩場を下り、そこから横穴を這って反対側の洞穴に出る。さらに、横穴を行止りまで行き記念写真を撮って戻る。中に氷はない。出口の洞口は5mぐらいの岩場で、リーダーがザイルを出してくれたが、なんとかザイルを頼らずに這いあがることができた。今日は少しだけクライミングも楽しむことができた。

このあと長尾山へ向うが、標識のない分岐が多く道を間違えたようで無名の2つのピークを登って、結局、時間切れとなり戻る。

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