Workers' Alpine Club of Mishima

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万三郎岳

ばんざぶろうだけ

  • 標高 1,405m
  • 北緯 34度51分45秒
  • 東経 139度00分06秒
  • 1/25,000地形図 天城山
  • 富士山の見える方向 北北西
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 その日、万二郎岳から先には足跡がなく二人で楽しませてもらった。山頂からいっきに75m下ると、「馬の背」という平らな場所に出る。 (春にはここからがブナの新緑と石楠花を見る素敵なコースとなっている。)そして、ブナが現れ、馬酔木(あせび)のトンネル?を抜け、いよいよ沢山のブナが迎えてくれる急登をワッセワッセと登ると、万三郎岳はもうすぐだ。  

 万二郎から万三郎までの区間で、ときおり富士山は見えたが、夏には木立でまず見えないだろう。

 3年位前までは山頂からも富士山は見えなかったが、北側の木を切り倒し視界を広くしたので、ここからも「日本一の富士山」が見えるようなった。自然を壊して見られるようにした訳だが、良し悪しは人それぞれだと思うが、山頂で富士山が望めるのは、多くの登山者の喜びのような気がする・・・。

 

 下山はまた、いっきに涸沢分岐まで300mを下る。ひと足ごとに積もった氷雪がシャリシャリ音をたて耳に心地よく響いてくる。富士山の砂走りのように駆け下りたい気分にかられたが、危険なのでそれもできず慎重に足を運ぶ。涸沢分岐から次第に雪は少なくなり土も出てきた。無事帰り着いた駐車場からも、富士山の姿がまだ美しくそびえていた。

 


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