Workers' Alpine Club of Mishima

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二十六夜山

にじゅうろくやさん

  • 標高 310mm
  • 北緯 34度38分56秒
  • 東経 138度46分44秒
  • 1/25000地形図 石廊崎
  • 富士山の見える方向 北
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 村営駐車場は海水浴シーズン以外は無料です。道の向かい側がコースの入り口で南伊豆遊歩道の案内板があります。まずは岬の先端夫婦岬に向かって歩き出しましょう。夫婦岬分岐を通りすぎ急な下り坂を下るといよいよ南伊豆の荒々しい海岸線が目の前に迫り、海が穏やかな日には海底の岩まで観ることが出来る南伊豆の海岸美を楽しむことが出来ます。怪獣顔?の奇岩の横を登ると分岐まで後わずか。 中間点の標識があったらいよいよ南伊豆遊歩道を逸れ二十六夜山の登りに掛かります吉田、妻良共に2.1km(50分)の数字を確認して下さい。
 海岸線から谷筋にはいると、標識こそはありませんがしばらく明瞭な道が続きます。数分で道は左の尾根に登り出しますがこの道は吉田峠に向かっています。少し遠回りをして、峠から稜線の道に出るのが一般向きですが、藪に筒込む勇気が有ればそのまま谷を詰めて山頂直下のコルに出るのも一興です。ただし峠に向かっても道は途中から廃道となり多少の藪とルートファインディングは覚悟しなければなりません。
 今回は前回の調査で確認しなかった、吉田峠に向かう道を選びました。道はだんだん北寄りに方向を変へ倒木が出てくると一気に踏み後程度になってしまいます。
途中先ほどの谷に下る道もありましたがこれも直ぐに消えていました。 微かな踏み後をたどると程なく峠に出ます。しかしここは未だ吉田峠ではありません今度は稜線を南に向かうと赤布に導かれて山頂に向かいます。  

 この辺りから所々に祠が奉られていたらしい石壇を見付けることが出来ます。
筆者は間違いないと確信できる物を4カ所見付けましたが未だあるかもしれません。
途中尾根道と巻き道に分岐しますが、どちらからでも頂上直下のコルに出ることが出来ます。先ほど谷の藪の中に突撃した人も此処で合流です。後は頂上への急登を残すのみ、鉄砲登りで一気に頂上です。

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 山頂は北西に向かって遠望が有り駿河湾を一望できます、待望の富士山も伊豆の山並みの向こうに顔を出しています。ゆっくり休憩できますよ。森の中の祠後も確認してみて下さい、この山は地元の漁師さんたちが海の安全を月に祈った信仰の山です。尾根沿いに点在する信仰の跡が祈りの深さを物語っているようです。
 下山は尾根沿いに吉田峠に向かいます。先ほどの廃道まで下ったら、尾根を離れ東に向かうとお地蔵さんが安置された吉田峠に出ます。 右の石畳を下ればアロエ畑の横から車道に出ることが出来ます。車道を右に下れば吉田の港に。左に歩けば国道のトンネルに出て妻良に戻ることが出来ます。
 低山ですが今回のコースは多少のルートファインディングと藪こぎが必要です。
自信のない人は吉田峠からのピストンにして下さい。稜線に出たら赤布を見失わないように、(下山のために自らも用意する事)見失ったら忠実に最大稜線をたどって下さい。南伊豆の景観は海岸の絶壁が作っている事をお忘れ無く。


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