Workers' Alpine Club of Mishima

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矢筈山

やはずやま

  • 標高 816m
  • 北緯 34度53分30秒
  • 東経 139度03分37秒
  • 1/25000地形図 天城山
  • 富士山の見える方向 北北西
写真

 俗に「げんこつ山」と呼ばれ、山の形が人の握り拳に似ている矢筈山は登ってみるとおもしろい山である。登山口は鹿路庭峠にあり、周辺はゴミが散乱している上に、標識も朽ち落ちてしまっている。植林された杉林や、古い炭焼きの跡(2ヵ所あり)を見ながら登っていく。途中、水溜りに会い、飛び石のある方へと迂回する。杉林が終わりに近づくと方向を見失いがちな広場へ出るが、赤テ−プとジュースの空き缶が目印となり岩のゴロゴロした急登が始まる。びっしり苔のついた大岩を乗り越えたりしながら山頂を目指すと、途中、ポッカリ見通しの良い場所に出て、そこで富士山と南アルプスの展望を楽しんだ。 また、山頂直下に「温風穴」があって手をかざすと、生暖かい風が感じられた。 その下に地熱帯でもあるのだろうか、「温泉でも作ろうか・・」と声が上がる。山頂にはあせびの木があり「矢筈山816m」の標識と石柱の三角点があった。

富士山は真正面に宝永火口を見せ、左右に長く雪の裾を広げていた。右、御殿場側には雪が多く、その流れるような裾模様は富士山が今にも踊りを披露してくれるかのようなあでやかさであった。


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