Workers' Alpine Club of Mishima

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定例山行 大菩薩峠

 

 中里介山の長編小説で有名な「大菩薩峠」は、山梨県の北東部に位置しかつての青梅街道の難所としても知られた。午前8時45分、丸川峠分岐の駐車場に車を停め8時55分に出発。

   

しばらく雪もない幅のある道を、右手に林のすきまから南アルプスを眺め悠然と進む。約1時間半でロッジ長兵衛に着く。夏期で通行可能ならばここまで車で来ることができるらしい。

ロッジ長兵衛

このあと福ちゃん荘を通過した頃から残雪が目立ち始め、アイゼンはいらないがスパッツが必要な状況になる。膝下まで雪に埋もれながら1歩1歩足を進め、ほどなく大菩薩峠に到着。予定より1時間早く目的地にたどり着いた。

雪の中を歩く

風は強いもののここからはさえぎるものがなく、天気も良好なため眼前に雄大な南アルプスを望み、メンバー一同地図で確認したり写真を撮ったりしながら休憩を過ごした。フリース1枚あれば体は冷えなかった。中里介山の山荘はこの峠のすぐ手前にある。

集合写真 南アルプス        

時間があったので予定変更。往復をやめ、雷岩まで行き福ちゃん荘まで降りるルートを選択、しばらく稜線をたどることとなる。するとさらに視界が開けて富士山が登場。ここからの富士山は円錐形が鋭くサッカー、陸上で使用するパイロンを連想させ、優れた容姿に感銘を覚えた。

富士山            

峠を出て十数分で賽ノ河原を通過。実はここが青梅街道の通っていた旧大菩薩峠だと帰宅してから知る。

  賽の河原      

稜線は登山道に限って雪が残り、半分溶け始めていて川と化していた。両側はロープが張られていて、クマザサほか豊富な植物種を保護しているようだ。文献には夏が近づけばこの辺りは花が咲きほこれるとのこと。峠から約1時間で雷岩に到着、休憩となる。不思議と風がなく、快適に過ごした。

稜線 雷岩      

ここからは、水の流れる登山道を福ちゃん荘目指し下降。天気も相変わらず良好で時折談笑しながら歩を進めた。ロッジ長兵衛ではおいしい天然水が出ていてそれを飲んだり、ペットボトルに注いだりする。駐車場までは行きは気づかなかったクリ、カエデの大木を認め写真に収めるなどして過ごし、無事帰還。7時間30分、標高差、意外に大きく900mの山行であった。

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