Workers' Alpine Club of Mishima

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春合宿 槍ヶ岳 北鎌尾根

名クラッシックルートの北鎌尾根に行ってきました。冷たい沢の徒渉。気の抜けない雪稜の登降。長大な尾根の行程にはいろいろなドラマがありました。

1日目:高瀬ダムから千天出合

高瀬ダム

高瀬ダムまでタクシーで入り、ここから出発です。
雨が降り、時折雷の鳴る中、とりあえず、湯俣を目指します。

渡渉1 渡渉2

湯俣から沢靴に履き替え、水俣川を遡ります。気がかりだった徒渉は、やはり辛かった・・・。雪解け水の冷たいこと、冷たいこと。足の感覚も奪われました。結局、10回ほどの徒渉を余儀なくされました。

渡渉3

高巻きあり、へつりありでほとんど沢登りの世界。雪も激しく降り始め、体力的にも精神的にも消耗したため、本日は千天出合で幕営することにしました。

2日目:千天出合から独標手前

尾根取りつき

朝一番に最後の徒渉を終え、やっと尾根に取りつきました。ここまではアプローチだったわけですが、本当にアプローチなの!?

北鎌尾根1

P4ぐらいまでは、雪のある灌木帯を進みましたが、それからは本格的は雪稜歩きになりました。

北鎌尾根2 北鎌尾根3

アップダウンの激しい尾根で、次第にバテバテに。でも、急な雪壁の登り下りに、グサグサに腐った雪も相まって、なかなか気が抜けませんでした。
本日は独標を越えたかったのですが、時間切れで手前で幕営です。

3日目:独標手前から大槍登頂、そして新穂高へ下山

独標1 独標2

独標は直登し、2ピッチロープを出しました。1日目、2日目の疲労を引きずりながらも、1歩1歩先へ進みます。

独標登頂

独標に立つと、ドドンっと聳える大槍の雄姿が・・・。感無量です。
ここから大槍の根元までは、近いようで、なかなか辿り着けなかったです。

大槍手前1 大槍手前2

いよいよ大詰め。大槍はまず左から雪壁をしばらく登りつめ、その後2ピッチロープを出しました。ここで初めて、他パーティーと出会いました。

大槍登頂1 大槍登頂2

2ピッチ目の終了点に辿り着くと、そこは頂上の祠の後ろでした。
長かった・・・。なんとか無事にここまで辿り着くことができました。健闘を称えあって記念撮影です。

下山

槍ヶ岳山荘で休憩した後、新穂高へ下山することにしました。
飛騨沢を楽しそうにシリセードする小林くん。今回は大活躍でした。

新穂高温泉に着いたときは、もう9時。「疲れた・・・。」その一言に尽きました。
皆さん、お疲れ様でした。無事にこの山行を終えられて、本当に良かったですね。

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