Workers' Alpine Club of Mishima

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定例アルパイン 北岳バットレス 第四尾根

7月の定例アルパインは、北岳バットレスに行ってきました。梅雨時期の悪天候や連休の混雑状況など予想されましたが、ほぼ予定通りに行くことができました。皆、充実した山行でした。Dガリーパーティの報告が別にあります。

出発前

出発前、広河原のバスターミナルで。皆、以外(!?)にリラックスムードです。
夏山シーズン開始の連休初日とあって、かなりの登山客でごったがえしていました。

大樺沢

大樺沢の途中で給水のため休憩です。ここまで、かなりの登山客をごぼう抜きして来たので、皆、ちょっとお疲れ。でも、早く下部岩壁に取り付くために、がんばりました。

二俣

二俣をすぎて、左俣コースをしばらく進みます。夏道を進めたので、雪渓を歩くことはほとんどありませんでした。

二俣 二俣

予想外に天気がいいです。振り返ると、鳳凰三山もばっちり見えます。このまま天気がもってくれれば、と祈ります。

下部岩壁 Bガリー大滝下

Bガリー大滝下 Bガリー大滝下

バットレス沢をしばらく登り、Dガリー奥壁を行くF隊と別れて、私たちはBガリー大滝を目指しました。岩への取り付きまで1ピッチ分、いやらしい雪渓を登ります。ここは慎重に、リーダーFさんがロープを出しました。

Bガリー大滝

その後、岩に取り付き、2ピッチ半ほど登って、横断バンドに出ました。
私たちが一番にBガリー大滝に取り付きましたが、後続が続々と来ていました。

下部岩壁

横断バンドから四尾根取り付きの大テラスへ登るルートが雪渓に塞がれていたため、予定外のルートを登ることに。
でも、リーダー、サブリーダーの的確な判断もあって、正確に大テラスへ抜けることができました。
どうやら、ピラミッドフェースの最終ピッチを登ったようです。

第四尾根

四尾根1ピッチ目

無事に四尾根の取り付きに。ここまでが長かったですね。
写真は、四尾根1ピッチ目のクラックをリードするFさん。

白い岩

快適にフェースを登るYさん。眼下の雪渓をバックにニッコリです。ここまで結構登ってきましたね。

ナイフリッジ ナイフリッジ

四尾根のハイライト。約5mの小垂壁の核心部を抜けて、ナイフリッジを登ります。残念ながら、曇ってしまい、高度感を楽しむことはできませんでした。
このピッチあたりから雷が鳴り始め、ちょっとひやひやでした。

懸垂

マッチ箱のピークからDガリー側に一旦懸垂で降ります。あと2ピッチです。
Dガリー奥壁を覗くと、ちょうど、F隊も奮闘中でした。こちらは厳しそうです。

最終ピッチ

最終ピッチを登るSさん。終了点はもうすぐです。ここまで皆、全く疲れを見せず、元気に登ってきました。体力ありますねぇ。

終了点

四尾根終了。あとはお花を眺めながら、山頂を目指すのみです。予定通り抜けられて、ホッとしましたね。

肩の小屋

時間も遅くなってしまったので、山頂を過ぎて、足早に肩の小屋を目指しました。
小屋に着いて、一安心。本当に、皆さんがんばりました。お疲れ様でした。

ビールを飲んで一息ついたら、雨が降り出してきました。すぐに、雨脚も激しくなりました。Dガリー隊が気がかりです。雨が降る前に、無事に抜けていてくれればいいのですが。。

小屋の方のご好意で、遅い夕食をいただきました。「お代わりもどうぞ。」と気兼ねなく勧めてくれて、有難かったですね。とてもおいしかったです。
その後、到着していないF隊の安否を心配して、皆で今か今かと待っていましたが、午後8時近くになって、三人とも元気に小屋に辿り着きました。無事で何よりです。お疲れ様でした。

高山植物 高山植物
高山植物 高山植物 高山植物

翌日は、生憎の雨の中、皆、びしょ濡れになりながら下山しました。天気が良ければ、山頂からの景色やお花畑を堪能できたのですが。
でも、充実の山行でした。皆さん、本当にお疲れ様でした!!
さてさて、夏はまだ始まったばかりです・・・。

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